ベルトレス

エアコンにおけるベルトレスとは、モーターと送風ファンの間にベルトを使わずに直結する構造を指し、ダイレクトドライブ方式などとも呼称されます。
従来の設備用エアコンなどの大型の空調機は、大風量を前提といしていたため、導入が容易で安価なモーターの回転力をベルト(Vベルトなど)を介して送風ファンに伝えるベルトドライブ方式が一般的でしたが、モーターとファンを直結するダイレクトドライブ方式では、インバータ制御によって回転数を自由に調整できるため、より細やかな風量制御や省エネ運転ができるほか、ベルト交換などのメンテナンスの手間を省くことが可能になりました。

設備用エアコンについて
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構造 | ベルトドライブ式![]() モーターの回転をベルトでファンに伝達 | ベルトレス式![]() モーター軸をファンに直結 |
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動力効率 | ベルト摩擦によるロスあり | 摩擦損失なしで高効率 |
メンテナンス | ベルト交換や張り調整が必要 | ベルトがないためほぼ不要 |
運転音 | ベルトやプーリーの音が発生 | 静音性が高い |
風量制御 | 数段階程度 | インバータ制御で連続可変、負荷に応じた最適制御可能 |
省エネ性能 | 常に一定風量で効率低め | 負荷に応じた運転で電力削減可能 |
設置・サイズ | ベルト・プーリー搭載ぶん機器サイズ大きめ | コンパクト化可能 |
初期コスト | 比較的安価 | やや高め |
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