エアコンの送風運転の上手な使い方

皆さんは、エアコンの運転モードの『送風』を使ったことはありますか?
一体なんのためについているのか謎過ぎる機能だとか、おそらく、殆どの方が使ったことがないかと思われますが、
使いどころさえ押さえておけば、とっても便利な機能なんですよ。
ここでは、エアコンに搭載されている『送風』についてご紹介します。

エアコンの

送風運転とは何か

エアコンの送風運転とは、室内の空気を循環させる機能です。
もっと簡単に言うと、室内の空気を吸ってそのまま室内に吹き出す機能で、扇風機やサーキュレーターと同様の原理です。
送風運転以外のモードでは、吸い込んだ室内の空気を熱交換器を介して冷暖しますが、その熱交換を一切行わないモードです。
熱交換を行わないので、温度や湿度に変化はありませんが、それによって消費電力も非常に低くなっており、この機種の場合、なんと冷暖時の約2.5%ほどの電気代で運転できます。
これは、熱交換を行う際に稼働する室外機を使用していないことに起因しています。

送風運転とは
モード設定

モード設定

https://ac.fj-tec.co.jp/空調用語集/モード設定/

モード設定 エアコンの運転制御状態の規定を行うことを指します。 運転切り替えや運転モードなど呼称は様々ですが、基本的には冷房・暖房・除湿(ドライ)・送風・自動運転のいずれ・・・View More

 

意外と使える!

送風モードの上手な使い方

そんな超省エネな送風モードですが、具体的にどんな使い方があるのかご紹介します。

冷房を効率よく効かせたい時に

冷房前に送風でお部屋の熱気を逃がす

猛暑日にはすぐにでも冷房を入れたいところですが、その前に窓を開けて送風で部屋の熱気を逃がしてあげると、効率よく冷房することが可能です。
また、これによって電気代の節約が可能です。
基本的にお部屋に合ったサイズ(能力)のエアコンが設置されていると思いますので、サーキュレーターを使用するよりも大容量の風で短時間で排熱可能です。
また、お部屋が冷えてきたタイミングで送風にすれば、冷気の循環にも使えるので◎。

冷房だと寒いけど消すと暑い時に

冷房をつけると寒いけど消すと暑い・・・。外はちょうどいいんだけど室内はムシっとする・・・。
時期的に言うと9~10月くらいに、そんな経験をしたことはありませんか?
そんな時こそ送風がピッタリです。前述のとおり、送風モードは温度と湿度に変化を与えませんが、風を送ることで体感温度を下げることができます。
また、外気が快適ならば、窓を開けて運転すれば空気が循環してなお良し。
ぜひ試してみてください。

冷房だと寒いけど消すと暑いときに送風

お部屋の換気をしたい時に

お部屋の換気をした時にも送風モード

既にご紹介した2つの方法でお気づきかもしれませんが、お部屋の換気を効率的に行いたいときにも送風モードがオススメです。
基本的にエアコンには換気機能は備わっていませんが一部の機種を除く。)、窓開け換気との併用で、室内の汚れた空気を外に排出することができます。
この時、換気扇などの換気設備も併用すると、より効率よく換気することが可能です。
効率的な換気方法に関しては、エアコンと換気のページをご覧ください。

エアコンと換気

エアコンと換気

https://ac.fj-tec.co.jp/お役立ち情報/エアコンと換気/

コロナ禍の今、その感染予防対策として、換気の重要性が高まっています。 しかし、エアコンを使用する時期などは特に、つい換気を怠ってしまう…なんて方も多いかと思われます。 こ・・・View More

 

オフシーズン前のカビ予防に

送風モードはオフシーズン前のお手入れとしても使えます。
冷房使用後は、エアコン内部が熱交換によって生じた結露で濡れた状態になっており、これがカビの原因になっていますが、送風運転を行うことで内部を乾燥させて、カビの発生を抑えることができます。
最近の機種では、冷房を切った後に自動で送風運転を行ってくれる機種も存在しますが、そうでない機種の場合には、冷房使用後は数時間ほど手動で送風運転を行いましょう。

    電源を切った後もしばらくエアコンが動いていて、『アレ?』っとなったことはありませんか?
    実はこれ、内部を乾燥させるために自動で送風モードに切り替わるれっきとしたメンテナンス機能なのです。
    最近の中位以上の機種には多く搭載されていますが、まだあまり啓蒙されていないためか、ちゃんと停止になっていないものと勘違いして、再度ボタンを押して送風を中止してしまう所謂『2度切り』をしてしまう方が多そうです。
    手間のかかるメンテナンスを自動で行ってくれる非常に便利な機能なうえ、先述のとおり電気代もほとんどかかりません。
    また、送風が終われば自動的にエアコンは停止しますので、『2度切り』はやめて待ちましょう。

送風モードが無い場合

送風モードが無い機種の場合でも代替の運転が可能です

スタンダードモデル(下位機種)などをはじめとした一部の機種には、送風モードがないものも存在しますが、気温室温が30℃以下の時に、設定温度を30℃以上に設定した冷房モードにすることで、送風と同等の運転をすることができます。
これは、冷房運転の場合、実際の室温より高い設定温度すると熱交換を行わずに送風のみを行うという性質を利用したものになっています。
ただし、気温室温が30℃以上であったり、暖房運転にしても、送風にはなりませんのでご注意ください。

送風運転時の注意

便利で電気代も安いので頻繁に使いたくなってしまう送風モードですが、
使い方や効果を正しく理解していないと、熱中症や暑くて不快に感じるなどのリスクも発生します。
注意すべき点をしっかりと押さえ、正しく快適に送風運転を利用しましょう。

温度設定はできない

送風モードでは、温度設定はできません。不快に感じる場合は、風量を調節して体感温度を下げるか、冷暖モードに切り替えましょう。

湿度は下がらない

送風モードでは、湿度は下がりません。湿度を下げたい場合は、除湿や冷房モードにしたり、除湿器を併用するなどしましょう。

完全なカビ予防はできない

冷房・除湿運転後の送風運転は、カビの発生を完全に抑制しません。定期的なお手入れやクリーニングも忘れずに行いましょう。

自分でできる!エアコンのお手入れ方法

自分でできる!エアコンのお手入れ方法

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各メーカーやエアコンの種類ごとの、自宅でできるお手入れ方法をまとめました。 定期的なお手入れは、エアコンを清潔で衛生的な状態に保つだけでなく、製品寿命を適切に保つためにも・・・View More

 

送風を上手に使って

快適に過ごそう

普段あまり使う事のないエアコンの送風モードですが、注意点を抑えて使用すれば大変便利な機能になります。
これまで使ったことが無かったという方は、ここで紹介した上手な運転方法をぜひ試してみてください。
また、前述しましたが、定期的なお手入れは年式やメーカー関係なくどのエアコンでも必須です。
汚れたらお掃除する、古くなっているようであれば計画的に入替えを行うなど、空調に気を使いながら、快適な空間を実現しましょう。
お見積もり、現地の調査はすべて無料です。

送風を上手に使って快適に過ごそう

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