弊社には、隠ぺい配管を理由に、エアコンの入替え工事を断られてしまったというお客様からのご相談を多く頂きます。
隠ぺい配管と聞くと、埋まっているのは配管だけと思いがちですが、連絡線(通称:信号線・渡り配線)と呼ばれる電線も
一緒に埋め込まれており、実はこれが原因で工事を断られてしまったというケースも非常に多いのです。
ここでは、そんなエアコンの連絡線に関するアレコレをご紹介致します。
連絡線とは?
連絡線とは、信号線・渡り配線・制御線などとも呼ばれ、一般的な名称はVVFケーブルと言います。
エアコンにおいては、運転モードの切り替えや風量の強弱変更など、室内外機の信号のやり取りをしているしている電線です。
様々な種類のものが存在し、ビニールで覆われた銅線の本数(芯数)やサイズ(㎜)で許容電流(A)が変わるため、用途に合わせた使い分けが必要になります。
詳しくは解説ページをご覧ください。
信号線
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連絡線が原因で
工事を断られる理由依頼した業者の技術不足で再利用に伴う延長処理ができないなど様々な理由がありますが、特に多いのは、既設の連絡線と機器の互換性がない場合です。
現在販売されているエアコンのほぼすべてが3芯・2.0㎜の規格ですが、設置場所の既設の連絡線が3芯・1.6㎜で、サイズが合わないというのが最も多いパターンで、量販店などではほぼ100%工事を断られます。
ではこのような場合、本当にエアコンの設置はできないのでしょうか?
答えはNOで、条件付きですが工事可能な場合が殆どです。
連絡線の互換性が無くても
エアコンの入替えをする方法既設の連絡線と設置機器の互換性が無くても、エアコンの入替えができる方法は大きく分けて2つ。
先述しましたが、いずれも条件付きなので、キチンとした知識と工事技術がある業者に依頼することがポイントです。
2.0㎜の連絡線を引き直す
単純に、2.0㎜の連絡線を引き直すという方法です。
十分な作業スペースがある点検口などが設けてある場合は、物理的に既設の連絡線と入替えすることが可能です。
また、入替えが難しい場合でも、ルートさえ確保できれば、新たに2.0㎜の連絡線を引くことができます。
いずれの場合も、事前に設置個所の調査が必要になりますが、弊社ではこの調査も無料で行っております。
1.6㎜でも接続可能な機種を選定
各メーカー条件付きですが、リリースされている機種の中でも既設の連絡線が1.6㎜でも接続可能とアナウンスをしているものがあるので、その機種を選定して設置するという方法です。※一部メーカー除く。
新たに2.0㎜の連絡線を引き直すことができない方は、条件の範囲内で工事ができるか、プロに相談してみましょう。
共通再利用条件
不具合が無い
3芯線以上である
正しい接続をする
再利用が可能なメーカーはいずれも、不具合のない3芯線を正しく接続することを大前提としています。
メーカーごとの条件
既設されている1.6㎜の連絡線の再利用には、上記の条件に加え各メーカーごとに条件が設けられています。
※最新の情報は、各メーカーのカタログやHP、取扱説明書などをご確認ください。
メーカー | 既設連絡線の再利用条件・詳細 |
---|---|
内線規定による連絡電線径が困難な場合
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将来のプレリースなどを考慮して3芯2.0㎜を推奨。
| |
内外接続電線は将来の再利用なども考慮し、3芯Φ2.0を推奨。
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3芯Φ1.6㎜は再利用不可。 | |
室内外接続ケーブルにはVVFケーブル3芯:Φ2.0単線を推奨。
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3芯Φ1.6㎜は再利用不可。 | |
接続配線は、再利用時も含め3芯Φ2.0㎜を推奨。
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実際どうなの?
連絡線の途中接続について連絡線の途中接続は、基本的にメーカーで推奨されておりませんが、交換が難しい場合など、やむを得ず延長が必要で途中接続しなければならないケースは多々あります。
特に、既設の連絡線を再利用する際には高確率で途中接続は発生します。
弊社では連絡線の圧着延長を伴う隠ぺい配管の工事を基本的に承っておりますが、その際には必ず知識・資格・技術力のある作業員が、正しい手順・方法で施工します。
高い工事力を持つ空調のプロとして、可能な限りお客様のご希望を実現する工事を提供するというのが、弊社のスタンスです。
圧着接続
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メーカー保証が受けられない!?
よく聞く『連絡線の途中接続をした機器はメーカー保証が受けられない』という話。
色々調べてみてもあまりにもボンヤリしてるので、実際にメーカーへ質問してみました。
結論から言うとどのメーカーも、『連絡線の途中接続に起因した事故や故障が保証対象外』ということで『途中接続したら漏れなく保証対象外』というわけではない。との事でした。
そもそも、電線の延長自体は正式な電気工事なので、絶対にやってはいけないということではありません。
現に、弊社で連絡線の接続・延長工事を行って設置したエアコンが、メーカー保証を受けられなかった事例はございません。
また、前述の通り弊社では、途中接続は知識と技術力のある作業員が、正しい手順・方法で施工にあたっておりますのでご安心ください。(弊社では工事に1年間の保証期間を設けておりますので、万が一の場合も、責任を持って対応させていただきます。)
アフターサービス・保証について
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連絡線が原因で断られた工事
エアコン総本舗にお任せください累計工事件数は
0件突破!
既設の連絡線が原因で他社で断られてしまったエアコン工事は、エアコン総本舗にお任せください。
これらは隠ぺい配管の場合に発生する問題ですが、最新の製品知識と技術力があれば殆どが工事可能です。
実際弊社には、このようなご相談が毎日のように寄せられ、高い提案力と工事技術力で解決しております。
また、自信があるからこそ、無理な押し売りや営業は行いません。
無料の現地調査・お見積もりをご利用いただき、金額を含めたご提案に納得して頂いてから施工させていただきます。
まずは、お気軽に弊社までご相談ください。
他で断られてしまった隠ぺい配管の工事事例
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