国内では様々なメーカーがエアコンを展開しており、
TVCMなどでもお馴染みのダイキンやパナソニックをはじめとした老舗の大手から、
ここ最近で新規でエアコン事業に参入しているところも、国内外問わず増えてきています。
ここでは、そんな家庭用エアコンを展開しているメーカーごとの特徴を独自にまとめましたのでご紹介いたします。
※記載している以外にもお取り扱いできる場合がございますので、お探しのメーカーがございましたらお気軽にお問合せください。
みんな何使ってる?
家庭用エアコンの国内シェア2021年の国内の家庭用エアコンのシェア率です。
過去には17年連続でトップを独占していたパナソニックの一強体制でしたが、ここ数年でダイキンがトップに躍り出ています。
また、新規の参入の家電メーカーのシェア率も伸びており、その傾向として、低価格でシンプルな機能なものの需要が伸びていることがあります。(2023年4月弊社調べ ※シェア率は常時変動するため、正確性については保証しかねます。)
- ダイキン
- 三菱電機
- 日立
- パナソニック
- シャープ
- その他
家庭用エアコン製造メーカー
特徴とラインナップCMなどでもおなじみのダイキンは、家庭用エアコンの国内販売台数のシェアで18.7%(令和3年3月期/同社調べ)を獲得し、17年連続首位であったパナソニックを抜いて首位に躍り出たメーカーです。
主要メーカーの中でも価格帯は高めですが、設定した温度まで一気に到達する冷暖のブースト機能も高く、無給水加湿ができる『うるさら』や換気機能をいち早く取り入れたり、『ストリーマ』という独自の清潔機能を搭載するなど、空調のトータル的な快適さを追求しているのが特徴。
ラインナップ
ダイキンに抜かれてしまいましたが、17年連続で家庭用エアコン国内シェアナンバーワンを占めていたメーカー。
CMなどでもおなじみ、カビや花粉など空気中のさまざまな有害物質を抑制するナノイーXをはじめ、自動お掃除機能など、清潔さにこだわった機能が特徴です。
2022年には、待望の換気・加湿ができるモデルがリリースされたので要チェック。
また、ハウジングエアコンのシェアも高く、こちらも清潔さにこだわり、施工性も高いため人気になっています。
ラインナップ
三菱電機のエアコンは、高い省エネ性に定評があります。
それらを実現しているのは、業界最高峰のセンサー機能・ムーブアイで、1℃単位で複数人の体感温度感知するだけでなく、床の温度も感知し、室内に生じる温度ムラを解消し、快適な空間を作り上げることができます。
清潔さの面では、ホコリの付きにくいよごれんボディや他のメーカーよりも細かく分解できる室内機など、お手入れしやすさに力が入っています。
また、霧ヶ峰はすべて国産で、ハウジングエアコンも含め全体的なスタイリッシュな見た目なのもポイントです。
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ビーバーエアコンと聞けばピンとくる方も多いであろう三菱重工。
現在では業務用ほどの展開はされていませんが、冷やす温める以外の無駄な機能を極力排除したシンプルな仕様のラインナップのため、価格帯はほかのメーカと比べるとだいぶ抑えられています。
また、ハウジングエアコンも展開されており、こちらは同じ系列の三菱電機の技術で作られたOEMのような製品のため、品質も悪くはありません。
とにかくシンプルで低価格なエアコンを安心して購入したいという方にはおススメのメーカです。
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富士通ゼネラルのエアコンはAIを搭載し、購入後も様々な運転データから学習して成長し続けるのが特徴です。
最上位機種のXシリーズは、そのデータから温度と速さの違う2種類の気流(ハイブリッド気流)を作りだし、冷房時は天井へ気流を持ち上げ、暖房時は床付近を這うような気流とすることで、部屋中をムラなく均一の快適空間にすることができます。
清潔さの面では、熱交換器を加熱して除菌する熱交換器加熱除菌機能を搭載しています。
また、全体的に立ち上がりの早さにも定評があります。
ハウジングエアコンは、非常に独特なデザインの天井カセット形がラインナップされています。
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白くまくんでおなじみ日立の家庭用エアコンは、熱交換器を凍結させて一気に溶かし汚れを洗い流す凍結洗浄や、室内機のファンについたホコリをブラシで取り除くファンロボなど、清潔機能が特徴です。
また、業界で唯一各部にステンレスを取り入れており、LDKやダイニングなど油汚れが気になる場所での使用にもピッタリです。
清潔機能が前面に押し出されていますが、センサー機能も優秀で、上位機種になると家具の位置や形状・気流の通り道も認識して快適な運転を行ってくれます。
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東芝の家庭用エアコンは、大清快と銘打ったシンプルで低価格が売りのモデルを展開しています。
また、ほとんどのシリーズにプラズマ空清という、電気集塵方式の空気清浄機能を搭載。
こちらは空気清浄のみの単独運転も可能で、フィルター交換や掃除の手間も少ないため、低コストで気軽に導入できる空気清浄エアコンとしてもおススメ。
寒冷地仕様のモデルも少数ですがリリースされています。
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空気清浄機能のプラズマクラスターが有名なシャープは、その機能をエアコンの全モデルにも採用し、空気清浄機そのものを搭載したモデルなど、清潔さでは群を抜いたメーカーになっています。
吹出す風はもちろん、エアコン内部のカビを抑制する働きもあり、プラズマクラスター機能単体での使用も可能なので、冷暖が必要ない時期にも活躍します。
また、COCORO AIRというクラウドAIと接続できる機能も搭載しており、外出先からの操作はもちろん、お部屋の環境や使う人の好みに合わせて、AIが自動で温度を調整してくれます。
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新潟県三条市産・老舗家電メーカーのコロナの家庭用エアコンは、ほぼ全シリーズ冷暖除湿のシンプル機能で扱いやすく、エアコンに特別な付加機能を求めない方にはピッタリのエアコンです。
そのエアコンの製造もあくまで国産に拘っており、壊れにくさや品質にも定評があります。
また、カンタンに設置ができる窓枠設置タイプのウインドエアコンもリリースしている数少ないメーカーで、室外機を必要とする通常のエアコンの設置が難しい場所にも対応が可能なのもポイントです。
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家電メーカーとしてメキメキと頭角を現し、数年前からエアコンのリリースも開始したアイリスオーヤマは、なんといってもその価格帯の安さが魅力で、富士通などのOEMを通して製造されているのがその秘密です。
機能面でも、基本的な冷暖はもちろん、WiFiやセンサー・内部クリーン機能など、現代社会に合わせた付加機能が搭載されたモデルもリリースされています。
現状量販店やホームセンターでの販売がメインなので、工事に関しての懸念がありますが、今後の展開次第では国産エアコンメーカーとしての地位も確立できそうな予感も感じさせます。
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家庭用エアコン
メーカー比較まとめメーカー | 国内シェア | 価格の安さ | サポート | 修理対応 | 清潔 | 省エネ性 |
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独自の付加機能や技術を組み込んだハイスペックなものを売りにしているメーカーと、
冷暖除湿のみのシンプルで低価格なものを売りにしているメーカーとで2極化しているのが、最近の傾向のようです。
また、省エネ性に関しては、グレードの高い機種ほど高く、
同等グレードのものによる比較でもメーカーによって大きく変わるということはこれまで通り無いようです。
ただし、年式の古いものとの比較では省エネ性は大きく変わり、経年劣化による故障のリスクも高いため、
6~10年を目途に入替計画を立てておきましょう。
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