急な故障どこに頼む?エアコン修理依頼マニュアル

エアコンが故障した!すぐになんとかしたいんだけど、どうしたらいいの?
大概の方は、実際にその状況が訪れた時にどうするのがベストなのかよくわからないかと思われます。
ここでは、エアコン故障時のアレコレをプロの視点から解説。
また、実際のフローがイメージしやすいよう、弊社社員が修理依頼した事例も併せてご紹介。
修理依頼を効率よく行うイロハをご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

  • 弊社で購入・施工のエアコンの修理・ご不明点に関しては、お気軽に弊社までお問合せください。
    また、弊社で購入・施工の商品には、それぞれ1年間の無料保証が付きます。詳しくは、アフターサービスのページをご覧ください。
  • 弊社では、エアコンの機器本体の修理作業を承っておりません。
    弊社で購入・施工したエアコンの修理に関しては、すべてメーカーへ依頼の上、メーカーのサービスマンが作業を行います。
  • 他社で購入・施工されたエアコンに関してのご相談は、弊社では機器の入替を前提に対応させていただいております。
    また、他社で購入・施工されたエアコンに関しての故障・修理に関するご相談については承りかねる場合がございますので、予めご了承ください。

エアコン故障時

代表的な症状

冷暖しない

エアコンが冷暖しない

水が漏れる

エアコンから水が漏れる

動かない

エアコンが動かない

エアコン故障時の代表的な症状は、冷えない、暖まらない、水漏れする、動かない(風が出ない)などが挙げられます。
これ以外にも様々な症状が存在しますが、通常と違った動作や違和感を感じたら、まずは故障を疑ってみましょう。
また、同じ症状でも故障の原因はこれまた様々なので、冷静に原因を探っていきましょう。

エアコンの故障原因ランキングとその対策

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故障の疑いがある場合

まずはエラーコードをチェック

業務用エアコンエラーコード

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業務用・家庭用問わずエアコンには、不具合の内容を知らせるためのエラーコードというものが存在します。
故障かな?と思ったら、このエラーコードをチェックしてみると、故障個所やその後のフローがある程度見えてきます。
まずはこのエラーコードを必ずチェックしましょう。

エアコンの修理

どこに頼むのがいいのか?

早速修理を依頼しよう!でもどこに?
故障自体がイレギュラーな現象なので、大体の方が当然そう思われることでしょう。
まずは、主な修理依頼先と、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみましょう。

主なエアコン修理依頼先
修理依頼先メリットデメリット
施工・販売店
  • 施工した店なら工事の詳細がすぐにわかるので話が早い
  • 機器以外の不具合の場合も対応できる
  • 機器の初期不良なら基本修理無料で修理手配まで迅速
  • そもそも修理は行っていないところが多い
  • 複合的な要因の場合、パーツ手配などで修理まで時間がかかってすぐには直らない場合がある
メーカー
  • 故障個所が明確であれば対応が迅速
  • 古い年式のものでなければパーツの手配が迅速
  • そこが故障していたらここも故障の可能性が・・・という感じで様々な想定をして修理にくるので痒いところに手が届く
  • 基本的にそのメーカー専属のサービスマンが来るので技術的に安心
  • 出張料がほぼ100%発生する
  • 年式が古い場合、修理パーツが手配できずに修理できない場合がある
  • 機器以外の故障は対応できない可能性がある
  • どこが故障しているかある程度あたりをつけて連絡しなければならない
  • 他の箇所も故障していた場合、すぐに直してくれるが、想像以上の金額になってびっくりする
  • 結果、買い替えたほうが安かったという事態にもなりかねる
修理業者
  • 機器の故障から既設配管の不具合までオールマイティに対応
  • 基本的にメーカーや機種を問わずに対応できる
  • 年式が古い機種でも対応できる可能性がある
  • 無料見積もりしているところであれば、修理前に金額や納期がはっきりするので安心
  • 年式が古い場合、修理パーツが手配できずに修理できない場合がある
  • サービスマンの技量がピンキリなので、けっこうギャンブル
  • パーツの手配や修理までに時間がかかることが多い
  • 手配したパーツの返品ができないことがほとんどで、修理に多くの部品を見積もって発注するため、割高になる可能性がある
  • ごくまれに、買い替えたほうが安くても、修理を勧めてくる場合がある

これらを踏まえたうえで・・・

エアコン修理はメーカーがオススメ!

その理由は・・・
修理技術力の高さ

SKILL

修理技術力の高さ

同メーカー機種の修理経験とデータが豊富なので技術的に手堅い。

修理のスピード

SPEED

修理のスピード

修理部品を在庫おり、交換の可能性の高いものも含めすぐ持参できる。

修理金額の妥当性

PRICE

修理金額の妥当性

出張料以外のマージンが基本発生しないため、金額に妥当性がある。

主なエアコン修理依頼先とそのメリット・デメリットをご紹介しましたが、
これらを踏まえたうえで、エアコンの修理はメーカーに依頼することをおススメします。
詳細は前述した、修理技術力の高さ・修理のスピード・修理金額の妥当性の3点です。
依頼前にある程度故障個所の特定しなければならないなどの手間は発生しますが、
現在では各メーカーの故障修理サポートは手厚く、エアコンに詳しくない人でも原因特定のハードルがかなり低くなっています。
また、設置から日が浅い場合(基本的に設置から1年)には、メーカーへ修理依頼する前に施工店に問合わせるのが◎。
故障が機器と工事のどちらに起因するものなのかの大まかな判断と、その後のフローを的確に行ってくれます(弊社の場合)

メーカーへの修理依頼

フローと修理金額相場

故障かな?という症状が出たら、まずはエラー診断や症状の確認をし、
購入から1年以内であればまずは施工・販売店へ、それ以外であればメーカーへ連絡して内容を伝えましょう。
その際に、具体的な修理内容や日程・金額の説明を受けてから修理対応となるのが一般的なフローです。
問合せから修理まで早くて即日からで、希望日程に修理してもらうことも可能です。(メーカーや時期により変動あり。)

step1

症状・修理箇所確認
症状・修理箇所確認

step2

メーカー・施工店連絡
メーカー・施工店連絡

step3

修理対応
修理対応
修理金額相場
おもな症状故障箇所費用相場
電源が入らない制御基板20,000~35,000円
換気できない室内機ファンモーター12,000~32,000円
電源が入らない
風が出ない
「ボコボコ」異音がする室内機7,000~28,000円
風が出ないコンプレッサー58,000~105,000円
冷暖房が効かない
エンストしやすい
冷暖房が効かない冷媒ガス漏れ27,000~50,000円
水漏れ
設定が正しく反映されないマイコン12,000~25,000円
室外機のファンが回らない室外機基板24,000~36,000円
室外機が動かない室外機の交換20,000~110,000円
異音がする
冷暖房が効かない冷媒回路(冷却器、圧縮機、配管など)32,000~85,000円
運転後、しばらくして止まる
自動清掃ができないフィルター・ダストボックス5,000~28,000円
操作ができないリモコン9,000~20,000円
電源がつかない
水漏れドレンホース8,000~16,000円
異音がする
風向きが変えられないルーバー5,000~22,000円

※あくまでも相場目安です。実際の修理金額はメーカー・機種・年式等により変動しますので、詳細はメーカーまでお問い合わせください。

目安は製造から10年以上

入れ替えも選択肢に

製造から10年以上経過しているエアコンであれば、高確率で修理部品が廃盤になっている可能性があります。
また、それ以外でも複合的な要因で故障している場合や修理部品代が入替え費用を上回る場合などは、
思い切って買い替えてしまうことをおススメいたします。
このあたりの判断や実際のモデルケースなど、詳しくは以下をご覧ください。

業務用エアコン入れ替えのススメ

業務用エアコン入れ替えのススメ

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オフィスや店舗などで使用している業務用エアコンが急に不調になったり故障したら・・・。 従業員の作業効率低下や体調不良、店舗ならば客足にも影響を及ぼす要因になります。 業務・・・View More

エアコンが突然故障!修理か?買替か?

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ある日突然エアコンが故障したら・・・修理か買い替えかすぐに判断することができますか? 故障の原因やその後の判断はケースバイケースなので、難しいという方が殆どではないでしょ・・・View More

またまたエアコンが故障したので

実際に修理依頼してみました

上記の修理・買い替えのコンテンツでご紹介した弊社EC事業部・W宅のエアコンですが、
驚異の打率で今夏も見事故障したため、実際にメーカーに修理依頼をしてみた様子を自ら筆を執りご紹介いたします。
同じようなシチュエーションでお困りの方の参考になればと思いますので、ぜひご覧ください。

故障

まずは症状やエラー内容を確認

運転ランプが点滅

列島が沸騰する2023年8月某日。
連日猛暑日を叩き出し続ける中、起き抜けに妻から『エアコンのランプ点滅してるんだけど。』と死の宣告を受ける。
もはやこのトラブル発生率、呪いでは?という考えが脳裏をよぎるが、とりあえず冷静になり、ダイキンのAIサポート診断の手順通り対処を開始。
エラー時の定石、本体のリセットを行うも効果なしだったので、おとなしくエラーコード診断したところ、『CC:湿度センサーの異常』とのことで、修理交換が必要とAIから無慈悲の宣告を受ける。

相談

状況や詳細などをプロに相談

状況や詳細など営業に相談

状況はまとまったので、これからどう立ち回るのがベストなのか?また、不幸中の幸いかとりあえず冷風は出ているので、このまま修理まで使用していてイイのかも含め弊社営業に相談する。
まず、機器保証は半年前に切れているので、有償修理が確定。そして、早急に確実に直すならメーカーが良いとのことで、ダイキンの修理サポートに申し込むことに。
故障した部分は、センサー部分でも致命的な箇所ではないそうなので、すぐに修理するなら使っててもOKとのこと。
また、故障原因は、6月から1秒も休まず運転させていたので、おそらく『過労』とのこと。
つけっぱなしにする場合でも、休ませる時間を作るべきと諭される。

予約

サポートから修理申し込み

サポートから修理申し込み

善は急げというよりも、この時期にエアコンが使えないと死人が出るのですぐに修理依頼。
この時期のメーカーサポートの電話は永久に混雑しているだろうと踏み、専用フォームからサクッと申し込み。
自分の場合、翌日以降からの予約が可能だったので、翌々日を指定して申し込み。(完了後は、内容を専用ページから確認可能。)
ちなみにダイキンの場合、この時点での時間指定は不可で、修理当日にサービスマンから電話で訪問時間の打診があるので、その時に決定するという流れ。
想像以上にスピーディに進んだので、営業に相談してよかったなと改めて感謝。

来訪

事前連絡の上サービスマンが来訪

メーカー手配のサービスマンが来訪

修理当日の午前中にはサービスマンから着信。いま近辺の現場に入ったのでお昼前には伺えますが?とのことなので、即答で了解。
あとから聞いた話によると、メーカーのサービスマンはエリア担当制で、前日までに修理の申し込みがあった数か所から1か所を起点としたルートで修理をして回っているそう。
さらに、夏場の繁忙期には緊急の案件なども入るうえに、場合によっては見積もっていた時間よりも修理が長引くこともザラらしく、当日以前にに訪問時間を決定するすることが難しいとのこと。
サポートの電話が混雑しているのはこのせいでもあるのかなと。改めてWeb申し込みでよかったなと思いました。

確認

申告個所を含め現状確認

申告個所を含め現状確認

事前に申告していた箇所を中心に機器の現状を確認。
実際、申告箇所だけを修理しても実は他の箇所も故障していて、結果何度も修理する羽目になったという話が良くあるそうで、それが想定される個所をまずはすべてチェック&問診してから修理をするそう。
このあたりは、部品をすぐに手配・持参して修理に来れるメーカーの強みだなと思いました。
ちなみに修理専門業者の場合、この確認の時点では見積もりのみで、部品を手配したうえで後日修理という流れが殆どらしいので、とにかくはやく修理したい場合はメーカーがオススメ。

修理

故障パーツの交換

故障パーツの交換

確認作業が終わったら早速修理開始。
今回はエラーが出ていた湿度センサー以外の不具合は特に見当たらなかったため、その交換のみ。
湿度センサーは、空気中の湿度を測定するセンサーのことで、感湿材を電極で挟み、感湿材が吸湿/放湿することによって変化する静電容量や抵抗から湿度を検知する部品とのことで、室内機の受光部付近に設置されていることが多いそう。
この時、エアコンの真下に加湿器を置いていたことも、故障の一因になっていたのか?とサービスマンに尋ねると、一因にはなっていそうとの返答。今度からは場所を変えて使おうと思いました。

試運転

ちゃんと修理出来ているか確認

ちゃんと修理出来ているか試運転して確認

交換が完了したら、電源を入れて試運転。
この辺は設置・交換後の試運転と同じで、最低温度・風量MAXの冷房で数分運転。
室外機側からも排水など基本的なことをチェックしてもらい、作業は終了。
撮影や質問攻めに遭いながらの作業でさぞかしやりづらかったと思いますが、それが無かったらおそらく十数分で完了していたと思います。

完了

支払いをして修理完了

支払いをして修理完了

今回はパーツ交換費用+出張料で1万円ちょいで、当初の提示金額通りの支払いになりましたが、修理箇所が増えたり等があれば当然、修理金額に変動が生じます。
このへんは基本的に症状を冷静に分析したり、施工店などのプロに相談すれば大きく乖離することはないうえに、修理前にその確認が入るので、いきなり修理されて高額請求ということはないそうなので安心してほしいとのこと。
なお支払い方法に関しては、メーカーごとに差異はありますが、基本現金か振り込みがメインなので、用意しておくと良いと思います。
ダイキンは、申込時に支払い方法をいろいろ選択できたので、作業後のクレカ払いで清算。お疲れ様でした。

今回の修理詳細
修理内容湿度センサー交換
修理費用¥11,044(税込・作業費:¥7,200 + 出張料:¥2,300)
修理時間十数分(申し込みから修理まで日付指定して3日。)

修理を終えて・・・

本格稼働シーズン真っ盛りの故障でかなりビックリしましたが、想像以上にスムーズに修理が済んでよかったというのが感想です。
今回のようにエアコンが故障するという現象自体、備えてはいても突発的であることが多く、緊急度も高い場合が殆どかと思われます。
事前に修理箇所のあたりをつけておくなどの手順も必要ですが、短時間で確実に妥当な金額でエアコンの修理を済ませたい方は、メーカー修理をオススメします。

修理を終えて
  • 弊社で購入・施工のエアコンの修理・ご不明点に関しては、お気軽に弊社までお問合せください。
    また、弊社で購入・施工の商品には、それぞれ1年間の無料保証が付きます。詳しくは、アフターサービスのページをご覧ください。
  • 弊社では、エアコンの機器本体の修理作業を承っておりません。
    弊社で購入・施工したエアコンの修理に関しては、すべてメーカーへ依頼の上、メーカーのサービスマンが作業を行います。
  • 他社で購入・施工されたエアコンに関してのご相談は、弊社では機器の入替を前提に対応させていただいております。
    また、他社で購入・施工されたエアコンに関しての故障・修理に関するご相談については承りかねる場合がございますので、予めご了承ください。