導通テスト

導通テストとは、導通チェック・導通試験とも呼ばれ、電気回路や配線の中で電気が正しく流れているか、つまり、導通しているかを確認する作業のことです。
特に連絡線は、機器同士や装置内部の異なる部分を接続するための配線で、その接続状態が正しいかを確認するために導通チェックを行います。
エアコン工事においては、テスターと呼ばれる電気や電子回路の状態を調べるために電圧や電流・抵抗などの電気量を測定する計測機器を使用して、既設連絡線の断線の有無や、テレコになっている線の特定をするときに行われます。
導通テストの目的
断線等の確認

隠ぺいで既設されている連絡線類を再利用する際、断線の有無・特定部品の故障の有無の確認時に行われます。
組合せの特定

同じく隠ぺいで既設されている連絡線類が、どれがどの組合せなのか目視で特定できない場合の確認時にも行われます。
導通テストの手順
Step1
無電圧状態にする
テストを行うエアコンのブレーカーをすべて落として、無電圧状態にしておきます。
通電状態で導通テストを行うと感電や機器の損傷の可能性があり、大変危険です。
また、電源を切るだけでは無電圧状態にはなりませんので、必ず絶対にブレーカーを落としましょう。
Step2
室内外機の連絡線を抜く
既存連絡線の導通をチェックする際は、室内機・室外機ともに接続されている連絡線を抜きます。
機器・部品・電圧などの導通確認時には、確認する箇所に応じて線の抜き差しを行います。
これは、確認箇所によっては、線の接続状態で誤探知や正確な結果が出ない可能性があるからです。
Step3
片側を短絡して反対側で測定
確認したい配線・例えば室内機側で、導通させる線同士を短絡(ショート)し、室外機側の対応する端子にテスターのプローブを当てます。
導通がある場合は、テスターが音を鳴らすか低抵抗値を表示します。
片側を短絡させる理由としては、複数の線を同時に簡単に確認できるため効率的で、テスト対象の線だけが正しく導通しているかを明確に確認できることが挙げられます。
導通テストは専門業者に依頼しましょう!
既存配線の組み合わせを特定したい、断線の確認をしたい、電圧が何ボルトきているのか調べたい・・・
エアコン設置工事の現場において、導通テストが行われるシーンは少なくはありませんが、その内容の殆どには、電気工事士の資格が必要な内容が多く含まれます。
また、資格無しで行なえる作業に関しても、電気が関わっている以上感電などのリスクが必ず付きまといます。
導通テストは必ず、電気工事士の資格を持つ業者または相応の専門の知識を持つ業者に依頼しましょう。
弊社では、エアコンの設置工事に伴う導通テスト及び電気工事全般もワンストップですべて対応しております。
お見積り・現地の調査は完全無料です。お気軽にご依頼ください。
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