沿岸部や臨海地区にオススメ!耐塩害仕様エアコン

沿岸部や臨海地区などの海沿いの地域では、潮風でサビや腐食が発生しやすく、その影響で室外機の寿命が短くなりがちです。
そのような環境向けに様々な工夫が施された、『耐塩害仕様エアコン』というものが存在するのをご存知でしょうか?
ここでは耐塩害仕様エアコンについてご紹介していきます。

塩害とは?

塩害によるエアコンへの被害

塩害とは、各種建築物・構造物や植物への、塩分に起因する害の総称で、塩分を含んだ潮風が吹き付けることや、海水が沿岸の河川・土壌内に侵入することなどによる弊害があります。
また、海沿いでなくても、土壌中の塩分による農作物への障害、コンクリート内に含まれる塩分による建築物・構造物への障害などが生じるとこがあります。
(参照:塩害|Wikipediaより)

日本の塩害地域

日本の塩害地域
地域海岸からの距離
~1km1~2km2~7km7km~
沖縄・離島塩害地域
瀬戸内海沿岸塩害地域一般地域
北海道・東北(日本海側)塩害地域一般地域
それ以外の地域塩害地域一般地域

エアコンへの影響

本体やフィンの腐食

本体やフィンの腐食

絶縁部への導電

絶縁部への導電

漏電による故障

漏電による故障

室外機のフィンや表面の腐食が主な影響で、基盤や電気系統においても、絶縁部への塩水付着が原因で導電し、
漏電を引き起こして故障してしまうなど、塩害による被害は多岐に渡ります。
また、エアコンの平均的な寿命は10年程ですが、特に塩害のひどい地域などでは3年程で故障したという事例もあります。

サビや腐食に強い

耐塩害仕様エアコン

このように、沿岸部や臨海地区では、塩害でエアコンが劣化しやすく、通常よりも早く寿命を迎えてしまうことが多いです。
そこで、このような環境向けに開発されたのが『耐塩害仕様エアコン』です。

耐塩害仕様エアコン

通常のエアコンと何が違う?

メーカーごとに細かい仕様は異なってきますが、基本的には、内外装・パーツ・基盤に耐食加工を施したものになります。
また、これらは既製の室外機を分解し耐食加工を施して製造されているため、様々なタイプのエアコンに対応が可能です。
(対応機種はメーカーによって異なりますので、詳しくはお気軽にお問い合わせください。)

Step 1

既成の室外機を分解

既成の室外機を分解

Step 2

耐食加工

パーツに耐食加工

Step 3

再度組み立て完成

再度組み立て完成

耐塩害仕様エアコン

どんな種類があるのか?

耐塩害仕様エアコンには、『耐塩害仕様』『耐重塩害仕様』の2種類が存在します。
また、耐塩害・耐重塩害仕様の選択は、海からどのくらい離れた場所にどのように設置されているかが基準となっており、
環境条件(季節風、台風の影響の強い地域)などによって、条件が変わる場合を除いたときの目安です。

耐塩害仕様

JRA耐塩害仕様(E)

潮風には当たらないがその雰囲気があるような場所

  • 室外ユニットの設置場所から海までの距離が約300mを超え1km以内の場所
  • 室外ユニットが建物の影になる場所
  • 室外ユニットが雨で洗われる場所

価格の目安ご希望の機種の価格+¥40,000~60,000

耐塩害仕様 JRA耐塩害仕様(E)

耐重塩害仕様

JRA耐重塩害仕様(H)

塩分を含んだ水が直接かからないが、潮風の影響を受ける場所

  • 室外ユニットの設置場所から海までの距離が約300m以内の場所
  • 室外ユニットが建物の表(海岸面)になる場所
  • 室外ユニット設置場所のトタン屋、ベランダの鉄製部の塗り替えが多い場所
  • 室外ユニットに雨があまりかからない場所

価格の目安ご希望の機種の価格+¥80,000~100,000

耐重塩害仕様 JRA耐重塩害仕様(H)

※沖縄や離島地域に設置される場合は、JRA耐重塩害仕様(H)を使用をおススメします。
また、三菱電機製・パナソニック製・富士通ゼネラル製の一部機種では、
デフォルトで外装にのみ耐塩害の加工が施されたものがリリースされています。

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耐塩害仕様エアコン

管理維持について

耐塩害仕様エアコンは『通常のエアコンよりも塩害に強い』というもで、耐食やサビを100%防ぐものではありません。
設置の際は以下の点に留意し、定期的な点検やメンテナンスを忘れずに行いましょう。

  • 海水飛沫および潮風に直接さらされることを極力回避するような場所に設置して下さい。
  • 日除けなどを取り付けると雨水による洗浄が出来なくなります。外装パネルに付着した海塩粒子が雨水によって十分洗浄されるように配慮して下さい。
  • 室外ユニット底板内への水の対流は、著しい腐食作用を促進させるため、底板内の水抜け性を損なわないように、傾きなど注意して下さい。
  • 海岸地帯に設置された場合は、付着した塩分などを除去するために定期的に水洗いを行って下さい。
  • 据付時、メンテナンス時に着いた傷は、補修して下さい。
  • 機器の状態を定期的に点検して下さい。
  • 基礎部分の排水性を確保して下さい。
  • シーズンオフなど、長期間空調機を停止する場合は、室外ユニットに取り外しができるカバーをかけるなどの処置をして下さい。
  • 水をはじくワックスなどにより、定期的に防錆処理を行って下さい。

耐塩害仕様エアコン

ご注文から設置までの流れ

  • 見積り依頼

    Step 1お問合せ

  • 現地調査

    Step 2現地調査

  • お見積り作成

    Step 3見積作成

    ここまで無料

  • ご契約

    Step 4ご契約

  • 耐塩害仕様エアコンの製造

    Step 5商品発注

  • 工事

    Step 6工事

耐塩害仕様エアコンの設置をご検討中のお客様は、経験豊富な弊社へお問い合わせください。
設置個所の状況を詳しくヒアリング・調査させていただき、ご希望を踏まえ、最適な機種をご提案させていただきます。
お見積もりの提出までは完全無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
また、耐塩害仕様エアコンは、メーカーに在庫がある場合を除き、基本的に受注生産となっており、
ご注文後、既製の室外機を分解し、耐食加工を施して製造されます。
納期は注文確定後およそ2ヶ月が目安となっておりますので、余裕を持ったスケジュールでご注文ください。
※受注生産品ですので、ご注文後にキャンセル、変更などは出来ませんのでご了承ください。

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