長期使用製品安全表示制度
長期使用製品安全表示制度とは、特定の家庭用電気製品において、製品の製造年・設計上の標準使用期間・経年劣化についての注意喚起等の表示を義務付けるもので、製品の経年劣化による事故を防ぐことを目的としています。
具体的には、設計上の標準使用期間や点検推奨時期などを製品に明示して、消費者が製品の安全な使用期間を認識し、定期的な点検や交換を促進することで、火災や感電などの事故を防止します。
エアコン、洗濯機などのをはじめとした家庭用電気製品が表示の対象となります。
長期使用製品安全表示制度
表示対象品目2009年(H21)4月1日以降に製造・輸入された以下の6品目が対象となります。
エアコン
扇風機
換気扇
ブラウン管テレビ
全自動洗濯機
2槽式洗濯機
長期使用製品安全表示制度
設計上の標準使用期間冷房使用時
- 室外温度35℃
- 設定温度27℃
- 使用期間6月2日~9月21日まで(112日間)
- 使用時間1日あたり9時間(1,008時間)
暖房使用時
- 室外温度7℃
- 設定温度20℃
- 使用期間10月28日~4月14日まで(169日間)
- 使用時間1日あたり7時間(1,183時間)
設計上の使用期間とは、電気用品安全法に基づき、運転時間や温度・湿度など、JISで定められた条件下での使用において、
記載の製造年から安全上支障なく使用することができるとして設計上設定されたものです。
ルームエアコンの場合、設計上の標準使用期間は10年間が目安とされています。
よって、エアコンは設置・製造から10年を目安に更新計画を立てることをおススメいたします。
また、設計上の標準使用期間の使用条件と異なる使い方や、本来の使用目的以外で使うなどした場合、
製品寿命が短くなってしまう可能性があるので注意しましょう。
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