温度テスト

エアコンの吸込み口と吹き出し口に温度計を当て、出入りする風の温度を測定するテストで、温度試験・温度チェックなどとも呼称されます。
主にエアコン設置後の試運転時や、既設エアコンの効きが悪いなどの場合に実施されます。
具体的な方法としては、冷暖モードそれぞれで設定した温度で10~15分運転させ、吸い込み口温度は室温とほぼ同じくらい、吹き出し口温度は冷暖時でそれぞれ決まった温度帯の風が出てきているかをチェックします。
吹き出し口温度がそれぞれ決まった温度にならない場合は、フィルターの目詰まりや熱交換器やファンの汚れ・経年劣化、冷媒ガス漏れの可能性があります。
温度テスト
具体的な手順と基準温度冷房温度テスト

- 冷房で設定温度を最低温度にする。
- 風量をフルパワーにする。
- 10~15分運転させる。
- 吸い込み口・吹き出し口の温度を測定。
正常なら6〜15℃程度の冷風が出る。
暖房温度テスト

- 暖房で設定温度を25〜28℃にする。
- 風量をフルパワーにする。
- 10~15分運転させる。
- 吸い込み口・吹き出し口の温度を測定。
正常なら40〜55℃くらいの暖かい風が出る。
- 吹き出し口温度が正常値から±5℃くらいの際の場合、冷媒不足、フィルター詰まり、室外機周りの塞ぎ、内部汚れなどの原因が考えられます。
- 風は強いのに全く冷えない・暖まらない場合、冷媒ガス漏れの可能性があります。
- 外気温が極端に低い・高いなどの場合は、吹き出し口温度の結果が正常値にならない場合があります。
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