家庭用エアコンの基礎知識

今やどの家庭にも設置されているエアコンですが、選定の際のポイントを知らないという方も多いのでは?
買い換えの頻度も低いため、いざその時になった際、量販店などで店員に進められるままなんとなくで購入に至ってしまったり、
とにかく安く済ませようと価格重視で選んでしまったりしていませんか?
それ自体は悪いことではありませんが、せっかく高いお金を出して購入する物ならば、詳しく知っておいて損はありません。
ここでは、家庭用エアコンを選定する際のポイントや、各種機能などをご紹介しています。

  1. 冷暖房能力とお部屋の広さ

  2. 高効率機種と標準機種

  3. 付加機能

  4. 除湿モード

  5. 設置に関して

冷暖房能力とお部屋の広さ

エアコンを購入する際に最も重要なのは、設置する部屋の大きさや環境にエアコン能力が合っていることです。
快適な空調を生み出すだけでなく、省エネで余計な電気代もかからないというメリットも生まれます。
能力のあっているエアコンを選定する際には、各メーカーのカタログやHPに記載されている能力表をチェックしましょう。

必ずチェック!

畳数のめやす

『畳数のめやす』をチェック 木造のめやす鉄筋のめやす

6畳の部屋に6畳用のエアコンを使用しているのに、なんだか効きが悪い…。
それは同じエアコンを使用する場合でも、お部屋の構造や向きによって適用畳数が変わってくるからです。
そんな時は、メーカーの製品カタログには一定条件下における『畳数のめやす』というものが記載されているので参考にしてみてください。
例えば、暖房『15~18畳』・冷房『15~23畳』と表記されている機種の場合は、『木造・平屋(南向き和室)』では11畳、『鉄筋マンション(南向き洋間)』では暖房で18畳・冷房で23畳が『畳数のめやす』になります。
単純に、15~23畳までのお部屋に対応しているという意味ではないことに注意してください。

低温暖房能力

機種暖房時のめやす低温暖房能力消費電力
S36YTFXS-W ダイキン FXシリーズ 壁掛形 12畳程度 9~124.1kW1,050kW
S36YTES-W ダイキン Eシリーズ 壁掛形 12畳程度 9~123.8kW1,160kW

『低温暖房能力』とは、JIS条件(室内20℃・室外2℃)の能力です。
同じ適用畳数の機種でも『低温暖房能力』は異なり、この能力の高い機種ほど暖房能力が優れ、
これが上位機種であれば消費電力も低い傾向にあります。
また、エアコンを選ぶ際、つい冷房能力のみに目を向けがちですが、暖房の方が適用畳数の範囲が狭いので、
『暖房時の畳数のめやす』も確認する必要があります。
特に暖房を重視している場合には、『低温暖房能力』や『暖房時の畳数のめやす』にも注目して選定してください。

何がちがう?

高効率機種と標準機種

家庭用のエアコンには、高効率機種(上位機種)と標準機種(スタンダードモデル)というものが存在するをご存じですか?
高効率機種は価格も標準機種よりも高めに設定されていますが、それ以外にも機能や仕様面で大きく違いがあります。

こんなに違う

『運転能力』の幅

最小値が低いほど、細やかな暖房が可能 最大値が高いほど、強力な暖房が可能

同じ広さのお部屋を冷暖房できるエアコンでも、高効率機種と標準機種では『運転能力』の幅や消費電力に大きな違いがあります。
カタログの能力表には、定格出力の他に『運転能力』を表す数値(出力の可変範囲)が表記されています。
高効率機種は能力幅が大きく、すばやく冷暖房し、細やかな運転で温度を一定に保つ能力に優れています。

運転能力の幅をチェック

お部屋ごとの

使用頻度で選定

使用頻度が高いお部屋
  • 年間を通してお部屋を快適に保ちたい
  • 夏は冷房を一日中使いたい
  • 梅雨や秋雨の季節は除湿でカビ対策
  • 冬はメイン暖房としてお部屋を快適に!

そんなお部屋には

高効率機種が最適!

本体価格は高めですが省エネ性に優れ、長時間使う場合は電気代が節約。
また、最大出力が大きいので(特に暖房時)、設定温度に早く到達します。

  • 夏の暑い時期しか使用しない。
  • 日中は不在しがちで、メイン使用は夜間
  • 来客時しか使用しない客間
  • 冬は他の暖房機器を併用

そんなお部屋には

標準機種が最適!

最大出力や省エネ性能は高効率機種より低くなりますが、本体価格はお手頃。
使用頻度が低いなら最低限の機能でOK!そんな方にオススメです。

使用頻度が低いお部屋

増えてます

メイン暖房はエアコン

使用率に対して光熱費の安さに対する認識は低かったエアコンですが、近年ではリビングでメイン使用している暖房器具で最も多くのシェアを得ています。
エアコンは省エネ性および環境性に優れているため、冷房時だけではなく、暖房時においてもオススメできる暖房器具です。
特に未就学児や高齢者のいる世帯など、在宅時間および、暖房使用時間が長い方には特にオススメです。

暖房特集

冷暖だけじゃない

エアコンの付加機能

最近のエアコンには、冷暖や除湿などの基本機能以外にも、様々な付加機能が搭載されている機種があります。

フィルターの自動清掃

フィルターの自動清掃

その名の通り、面倒なフィルター清掃を自動で行ってくれる機能です。
ホコリはダストボックスなどに集められ、また、機種によってはを自動的に室外に排出する機種もあります。
高齢者の方や、エアコンの設置場所が高い場合には、特に便利な機能です。

センサーによる運転制御

センサーによる運転制御

周囲の人の動きや温度などを専用のセンサーで検出し、風量・風向の調節や、運転の停止・再開を自動的に行います。
メーカー・機種によっては、複数の吹き出し口ごとの風向を自動制御できるものもあり、快適性を維持しつつ、更に省エネになるよう工夫されています。

リモコンに電気料金表示

リモコンに電気料金表示

リモコンに電気料金を表示させることができます。
使用中の一時間あたりの電気代のほか、本日分や今月分などの計算に使用する電気料金の単価は、使用者側で細かく変更することもできます。

内部乾燥などの防カビ機能

内部乾燥などの防カビ機能

エアコン内部を乾かしたり、クラスター機能などで、カビの発生を抑制して清潔に保つための機能です。
事前に設定すると、運転停止後にエアコン内部を乾燥させて、カビの発生を抑制することができます。

加湿機能

加湿機能

除湿機能だけでなく、加湿も行える機能です。
暖房を使用する冬場などは特に乾燥が気になりますが、エアコンから吹き出す空気自体に無給水で潤いを与えてくれます。

換気機能

換気機能

室内の汚れた空気と、屋外の空気を入替える機能。
給気時は単純に屋外の空気を取り入れるのではなく、適正な温度に変えて運んでくれるので室温の変化が無いのが特徴です。

実は2種類ある

除湿モード

エアコンは冷暖房機能だけでなく、除湿機能が搭載されているものが殆どです。
この除湿機能ですが、実は2種類の方式があるのをご存じですか?ここでは除湿モードについて詳しくご紹介します。

除湿モードをチェック

除湿には『再熱除湿』『弱冷房除湿』の2つの方式があります。
基本的には、上位機種に『再熱除湿』・標準機種に『弱冷房除湿』が採用されており、
中には2つの除湿方式を使い分けることができる機種もあります。

再熱除湿と弱冷房除湿の比較

除湿の種類電気代除湿量温度特徴
再熱除湿高い多い下がりにくいお部屋の空気をいったんエアコンの内部で強く冷やして除湿する方式。
そのまま吹き出すと部屋の温度が下がってしまうので、冷たくなった空気を再びあたためてお部屋に戻します。
つまり、肌寒さを抑えながらしっかり除湿できます。
弱冷房除湿安い少ない下がりやすいお部屋の温度をなるべく下げないように弱い冷房で除湿する方式で、今までの殆どのエアコンに採用されています。
再熱除湿に比べて除湿量は少なくお部屋の温度はやや下がりますが、弱い冷房なので、再熱除湿より電気代を抑えられます。

冷房と除湿の比較

運転モード除湿量消費電力部屋の温度
冷房最も多い再熱除湿より少ない最も下がる
再熱除湿多い最も多い余り下がらない
弱冷房除湿あまり多くない最も少ない少し下がる

各除湿方式と冷房を比較してみると、気温が高く蒸し暑い真夏には冷房が適しており、
湿度だけを下げて温度を下げたくない肌寒い時期は除湿が適していることがわかります。
シーンによって運転モードを使い分けをして、賢く省エネしながら快適な空調を手に入れましょう。

もっとも重要

設置工事に関して

エアコンにおいて設置工事の良し悪しは、製品の性能以上に重要なポイントかもしれません。
いくら最新の機能を搭載したエアコンでも、施工を行う業者の技術が未熟では、
性能を100%発揮できないばかりか、最悪水漏れなどのトラブルや故障の原因にもなり得ます。
また、家庭用タイプは、室内機の形状や運転台数・設置環境によって、
皆さんがイメージしているような工事の内容では収まらない可能性があります。
特に多いのが、機器を購入したけれど工事を断られてしまった・工事業者が見つからないなどのトラブルです。
こういったことの無いように、エアコンの価格やスペックだけでなく、工事も含めた選定を行いましょう。

失敗しないエアコン業者の選び方

こんな時は注意!

断られやすい工事

隠ぺい配管

隠ぺい配管

詳しくはコチラ
マルチエアコン

マルチエアコン

詳しくはコチラ
ハウジングエアコン

ハウジングエアコン

詳しくはコチラ

このようなタイプのエアコンや設置環境の場合、特に量販店などでは工事を断られる可能性が高いです。
また、工事内容も複雑になるため、工事費も所謂普通の壁掛けタイプのエアコンより高くなります。
エアコンの設置は決して安くはありませんし、失敗したときのリスクもなかなか高いものです。
設置・入れ替えの際は、必ず弊社のような空調のプロに相談・施工を依頼しましょう。責任を持って工事致します。

自分でできる

設置前のセルフチェック

ルームエアコン設置前のセルフチェック

壁かけタイプのエアコン(ルームエアコン)の入れ替え・新設の前に、ご自宅でカンタンにできるチェックをご紹介いたします。
壁かけタイプ以外の形状やマルチタイプのエアコンでも同様のチェックができる部分がありますが、基本的にはルームエアコンの場合のチェック項目です。
隠ぺい配管・壁かけ以外の形状・マルチタイプのエアコンに関しては、無料の現地調査や、写真で見積もりできるクイック見積もり・LINE見積もりをご利用ください。

新設・入替え前のセルフチェック

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