エアコン屋がコッソリ教える!エアコン製品比較方法

エアコン屋がコッソリ教えるエアコン製品比較方法

何か製品を購入する際に、それらを比較するというのは一般的な考え方として定着しつつあります。
もちろんエアコンも購入の際は、数ある製品を比較し、最適なものを選定することが非常に重要です。
そこで、主にエアコンの比較の際に基準になるポイントや、他ではあまりお目にかかれない実際に比較ができる表を大公開。
このページを参考にして、エアコンを賢く比較・選定してみてください。

エアコン比較のポイント

まずはグレードを見るべし!

エアコンを購入する際に比較するポイントは人それぞれ多岐に渡ります。
それは機器本体の価格であったり、実際の運転能力、省エネ性、冷暖以外の付加機能などが挙げられますが、

これらは、エアコンに存在する3つの製品グレードで分類することができます。
まずは、自分の求めているエアコンがどのグレードのものかアタリを付けておくだけで、

比較するエアコンをスムーズに、そして効率的に絞り込むことができます。

エアコングレード比較表

グレード能力帯省エネ性機能価格
上位機種

上位機種(ハイグレード・ハイエンド・ハイスペックモデル)

広い高い多い高い
中位機種

中位機種(ミドルモデル)

普通普通機種による標準以上上位未満
標準機種

標準機種(スタンダードモデル)

狭い低い最低限安い

基本的にどのメーカーのエアコンも、

上位機種(ハイグレード・ハイエンド・ハイスペックモデル)、中位機種(ミドルモデル)、標準機種(スタンダードモデル)

の3つのグレードに分類されており、これらの違いは、能力帯・省エネ性・機能・そして価格によるもので、

上位機種ほど多機能で細やかな冷暖と省エネ性に優れるため価格が高くなっています。
また、そういった特徴から、上位機種ほど使用頻度と使用時間の多いお部屋で選定される傾向にあります。
このあたりの詳しい解説は、家庭用エアコンの基礎知識のページに分かりやすくまとめてありますのでご覧ください。

[i_linkscard url=”https://ac.fj-tec.co.jp/エアコンの選び方/家庭用エアコンの選び方/家庭用エアコンの基礎知識/”]

エアコン比較のポイント

何で比較するか決めるべし!

エアコンを比較する際は、前述したグレードを隔てる、能力帯・省エネ性・機能・価格を基準にするのがオススメです。
同等のグレードであっても、これらはメーカーやシリーズによって差異があり、

特に機能面ではメーカーごとの特色が色濃く出ているので、評価を分ける大きなポイントとなります。

能力帯で比較

能力帯で比較する

エアコンは畳数別に能力分けされており、例えば6畳用であれば冷房能力が2.2(0.6 – 3.4)のように記載されています。
このカッコの前の2.2という数字は畳数の目安で、どの機種においても決まったものとなっているため差異はありませんが、カッコ内の(0.6 – 3.4)という能力帯は機種によって違ってきます。
このカッコ内の数字・能力帯の最小時と最大時の数字に差があるほど、エアコンが出せるパワーの範囲が広く能力が高いということになります。
冷暖能力を基準に選定したい場合は、この能力帯を比較し、さらにいうと冷暖どちらも見ておくと、冷えない・暖まらないといったことにはなりにくくなります。

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省エネ性で比較

物価やエネルギー価格の高騰し続ける現代において、省エネ性・ランニングコストの低い機種のニーズは増え続けています。
エアコンにおいては、期間消費電力量(kWh)という数字が記載されているので、それを基準に選定すると良いでしょう。
期間消費電力量(kWh)1年を通じてエアコンで冷暖房を使用した場合に消費する電力量の目安で、数字が小さいほど省エネ性が高くなっています。
設置場所の電気代単価さえわかれば、具体的な電気代を算出することも可能です。

省エネ性で比較する

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価格で比較

価格で比較する

ランニングコストも大事ですが、直球・どストレートに、本体代の安い機種をという需要は非常に多いです。
価格で比較したい場合には、単純に安い機種が欲しいのであれば、まずは標準機種の中で能力を絞り込み、その中で最も安い機種を探せば◎。
また、ある程度のグレードや欲しい機能がある場合は、まずそれで絞り込んでから最安機種を探すという方法が効率的です。

機能で比較

現代では冷暖以外にも、エアコンには様々な付加機能が搭載されています。
各メーカーごとに様々な趣向を凝らした機能が存在しますが、どのメーカーにおいても搭載されている代表的な機能で言うと、換気機能、自動お掃除機能や空気清浄機能などの清潔機能が挙げられます。
能力帯や省エネ性などにそこまで固着していない場合であれば、この付加機能を基準に比較して機器を選定してみるのも面白いと思います。

機能や仕様で比較する

サイズで比較

サイズで比較する

カーテンレールの上、建設時に取り付けたエアコンのサイズに合わせたスペース、ドレンの位置など、更新時などは特に、既設機器と近いサイズのものを選定しなければならない場合があります。
また、最近の傾向としてサイズの大きい機種が多いので、サイズ以外の選択肢が失われてしまうなんてことも珍しくはありません。
そんな時に便利なサイズ比較表をご用意しました。

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これで1つでラクラク!

ルームエアコン比較表

これまでご紹介したサイズ以外の比較ポイントをすべて網羅したルームエアコンの比較表を作成しました。
製品グレード・能力に加え、主要機能での絞り込み検索に加え、各比較ポイントでのソート(並び替え)が可能です。
ぜひ、エアコン選びにご活用ください。